かつらの発祥は海外にあった

かつらについて調べてみよう

かつらが普及した背景

昔の西洋では、ノミやシラミが広まっていました。
衛生対策として髪の毛を短く剃る必要があり、そのままでは見た目が良くないため、かつらを装着するようになったと言われています。
かつらは特に富裕層の間で流行し、貴族であれば誰もが持ち、日常的につけるものでした。
日本でもかつらの歴史は古く、記録を遡ると800年代にはすでに登場しています。
歴史上の人物である醍醐天皇もかつらを装着していたと伝えられており、日本でも当初は庶民よりも地位の高い人物が使うものという位置づけでした。
一般に広まったのは昭和初期ごろのことです。
この時代から、和式の結婚式でかつらを装着する花嫁が増え始めました。
現代では医療用やファッション用など用途も幅広くなり、かつらはより身近なアイテムになっています。

結婚式でのかつら

和式の結婚式では、花嫁がかつらを装着することが多いです。
なかでも文金高島田という髪形が一般的で、根を高く結い上げるのが特徴です。
格式が高く見栄えが良いことから、古くから人気があります。
髪の結い方には他にも種類があり、高島田・中高島田・芸者島田などがよく知られています。
それぞれで格が異なるほか、未婚か既婚かによっても選択肢が変わります。
このような場面で使うかつらは、前髪・鬢・髷・たぼ・根というパーツで構成されています。
さらに根飾りやかんざしを加え、花嫁の場合は綿帽子と角隠しをつけることで、一つの髪形が完成します。
現代では洋式の結婚式が増えていますが、和式の結婚式にも独自の美しさがあり、かつらはその象徴的な存在となっています。